IT導入補助金とは

ＩＴ導入補助金とは、中小企業・小規模事業者のみなさまがITツール導入に活用いただける補助金です。

ITツールを導入することでサービス品質の向上、業務の効率化を図り、稼働率の向上や営業利益率の向上等の成果を上げている企業が全国に多数いらっしゃいます。

今日はＩＴ導入補助金のITツール活用事例を幾つかご紹介します。

☛IT導入補助金の詳しい概要はこちらをご覧ください

 

活用事例

建設・土木業A社の事例

【申請類型】 IT導入補助金2020 特別枠（C類型-１）

 

 

抱えていた経営課題

• 価格競争の激化による労働環境の悪化で人手不足が生じていること
• 下請けが多く利益率が低い

改善策

・スタッフの高待遇を実現するために利益率が高い公共工事の入札に参加し落札する

→そのためには、公共工事の積算精度を高める必要があり、IT導入を決意する。

 

積算と見積もりの違い☛見積は、積算結果に諸経費（会社経費・現場経費など）や利益を加算した金額で、工事請負提示金額となります。一方で積算は工事原価となるため、この金額で工事を請負すると諸経費や利益が出ず、赤字となってしまいます。

見積額　＝　積算額　＋　一般管理費　＋　粗利益

 

導入したITツール

土木積算システム ATLUS REAL Evo（NET版）　

 

ITツール導入後の変化

• ITツール導入後はスタッフの動機づけに注力し、操作方法に関する不安を減らすため、経営陣も参加して同業他社のITツール利用状況を見学し進めた。
• 不明な点や積算のポイントはIT導入支援事業者のサポートセンターに積極的に質問し、ノウハウの習得に取り組んだ。
• 積算精度が向上した。

 

成果：入札参加件数が大幅に増加！ 1年で数件 → 3か月で5件に

その結果、公共工事に対するスタッフの意識も向上し、入札情報を自主的に確認し見積もりを始めるようになったそうです。今後も更に積算精度を高め受注率向上を目指すとのことです。

 

 

製造業のB社の場合

【申請類型】 IT導入補助金2020 特別枠（C類型-2）

 

抱えていた経営課題

これまで関東地方の卸売販売をメインとしてきたB社だったかが、東日本大震災等による人口の減少に伴う需要減に対応するため、域外・個人への販路開拓や日持ちする新商品の開発を行い大手ECモールに出店するも、なかなか収益も上がらず、販売データ等を習得できないため商品の改良や新製品開発につながるヒントを得ることができなかった。

導入したITツール

→全国35,000店舗以上で稼働中の国産ショッピングカートシステム　　EC-CUBE

 

ITツール導入後の変化

• ECサイト経由の注文が増加し、これまでのような電話受付や郵便振替等の手間が省け業務が効率化した
• 購買データによる顧客分析などにより、新商品開発や改良が可能となった
• 自社運営により社員の向上心もアップ。

 

成果：新規顧客開拓を実現し、ECの月商が約８倍アップ！

 

飲食業C社の場合

【申請類型】 IT導入補助金2020 特別枠（C類型-2）

 

 

抱えていた経営課題

• スタッフ１名がレジを担当し、ランチタイムには精算時に行列が発生していたこと
• 支払いは現金のみで、受け渡しミスが発生していたこと
• 手書き伝票によるオーダーミスが発生していたこと
• 現場の肌感覚でチラシ作成やメニュー改定を行っていて顧客分析が不十分であること

 

導入したITツール

飲食店専用POSレジ&オーダーシステム　　「テンポスエアー」

 

導入後の変化

• セルフ注文・レジ導入でミスが激減。 非対面化・キャッシュレス化も実現。
• 正確な売上データを瞬時に自動取得できるようになった。
• 作業時間に余裕ができた分、料理にひと手間かけるなど、料理の質や顧客満足度の向上に力を注げるようになった。

成果：会計ミスは９割削減！顧客単価は2割アップ！

• スタッフと注文や金銭の受け渡しがなくなり、顧客に安心感を与えることができた。
• トッピングなどの追加注文が増加。
• 売上データの分析等を行い、販売実績に基づいたチラシ作成やメニュー改定が可能となった。

 

 

宿泊業D者の場合

【申請類型】 IT導入補助金2020 （A類型）

 

抱えていた経営課題

• オンプレミスのホテル管理システムを導入していたがホテル内しかアクセスできず、都心にいる営業部門が空室状況を確認するには、電話やメールで現場スタッフに問い合わせるしか方法がないため手間がかかっていた。
• 現場の状況がリアルタイムでわからないので、経営判断の遅れが懸念されていた。

 

導入したITツール

ネット環境さえあればどこからでもアクセス可能。旅館経営者自らが開発したクラウド型旅館・ホテル管理システム　陣屋コネクト

 

導入後の変化

• 遠隔での経営管理も容易に！
• 営業部門はリアルタイムで空室状況の把握が可能となり、旅行代理店への商品提案もスムーズにできるようになった。
• 経営サイドもリアルタイムで部門ごとの売上等を把握し、迅速かつ適切な経営判断ができるようになった。

 

成果：宿泊業にもかかわらず、コロナ禍前よりも売上アップ！

また、システム運用の面では、月々のランニングコストを大幅に削減することができた。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

このようにITツールを導入することによって、経営課題の解決や売上アップが期待できます。

IT導入補助金を活用して、これを機に売上アップを目指しましょう。

NKKソリューションズは、IT導入補助金の支援事業者です。

ITツール導入をお考えの方はお気軽にご相談ください！

 

 

 

 

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